東京のオフィス動向から見た、バーチャルオフィスのおすすめエリアは？？

東京でバーチャルオフィスを借りるなら、どの場所がおすすめ？

バーチャルオフィスを借りる際の参考として、リアルのオフィス市場ではどのエリアがどれぐらい人気があるのかを客観的に知る事も、バーチャルオフィスを選ぶには重要なポイントです。人気のあるエリアは賃料が高い傾向にあり、空室率が低いなど数字から人気エリアを探る事ができます。今回は東京の中でどこのエリアがおすすめかをご紹介していきます。

東京のオフィス街を5つのエリアから考察してみる

東京の主要オフィス街を6つのエリアに分類します。分類は下記です。

千代田区
中央区
港区
新宿区
渋谷区

空室率と賃料について

空室率

	千代田区	中央区	港区	新宿区	渋谷区
2023年5月	4.05	6.67	8.59	5.41	4.55
2023年11月	3.19	7.30	8.70	5.12	4.24
2024年5月	3.09	6.37	7.76	4.80	4.13

■空室率が低いエリア
1位：千代田区
2位：渋谷区
3位：新宿区
4位：中央区
5位：港区

賃料（単位：円/坪）

	千代田区	中央区	港区	新宿区	渋谷区
2023年5月	21,542	18,375	19,629	18,061	21,724
2023年11月	21,523	17,941	19,503	17,977	22,272
2024年5月	21,809	18,061	19,468	18,017	23,373

■賃料が高いエリア
1位：渋谷区
2位：千代田区
3位：港区
4位：中央区
5位：新宿区

5区内の主要オフィスエリアについて

渋谷区
渋谷区では渋谷駅周辺エリアが最も大規模な高層オフィスビルが集まっています。他には恵比寿、代々木や、オシャレイマージの強い表参道や代官山周辺は小～中規模のオフィスビルが点在しています。
千代田区
千代田区は何といっても大手町、丸の内、有楽町はほぼ高層オフィスビルしかありません。日本でも屈指のオフィス街です。他には御茶ノ水や神田、永田町、麹町近辺には小～中規模オフィスビルが数多くあります。
港区
港区は赤坂、六本木、浜松町、虎ノ門などの大規模オフィスビルが集積しています。他には白金や青山周辺にも小～中規模オフィスビルが点在しています。
中央区
中央区は東京駅の八重洲口近辺には大規模オフィスビルが立ち並んでいます。他には銀座、京橋、日本橋近辺には小～中規模オフィスビルが集積しています。
新宿区
新宿区は新宿駅周辺に大規模オフィスビルが集積しています。特に西口には古くからある高層オフィスビルが並んでいます。他には高田馬場、四ツ谷、市ヶ谷、代々木駅周辺には小～中規模オフィスビルが集積しています。

空室率と賃料から見る考察について🤔

東京都内は元々あった超高層ビルや、近年の再開発によって建設された超高層ビルが数多くあります。そのような状況の中、空室率については４％～8%ほどとなっており、港区が8％代と高い数字となっています。

一方、だいまるゆう（大手町、丸の内、有楽町）を有する千代田区エリアは3％代と低い水準となっています。一方、賃料は渋谷区が一番高く1坪あたりの金額が23,000円を超えています。次いで高いエリアは千代田区エリアとなっており、やはりだいまるゆうエリアの賃料の高さが、数字を押し上げている状況です。

東京都内では、賃料が高い場合は大規模オフィスビルでも一坪あたり40,000円を超えるケースもあり、日本の中でも突出して高くなっています。

東京でおすすめのエリアはどこ？？

東京都では用途や業種業態によっておすすめエリアが変わってきます。社歴の長い大企業や業種によっては大手町、丸の内、有楽町のような重厚感のあるエリアが好まれます。

一方、ベンチャー企業などは渋谷や新宿が好まれる傾向にもあります。そして中央区は大人の街として落ち着いていたり、港区は洗練されたイメージがあり、且つ港区内でも洗練されたエリアにはファッションなどトレンドを追う企業に好まれたりします。

他にも今回は対象から外れていますがオシャレなイメージがある目黒区や品川区、そして池袋がある豊島区なども非常に便利です。東京はオフィス街が多く選択肢が多いのも特徴です。場所選びはとても重要ですが、その選ぶ基準としては業種や用途をシミュレーションをして、アクセスが良くブランディングに寄与する場所を選ぶ事をおすすめします。

※数字の出所
三鬼商事株式会社
https://www.miki-shoji.co.jp/