郵便物や荷物受取のサービスに違いはある⁈
バーチャルオフィスを利用するうえで重要なサービスの一つが郵便物や荷物の受け取りサービスです。一般的なバーチャルオフィスではプランにもよりますが郵便物や荷物の受け取りサービスを行っている業者は数多くあります。
ただ、各社毎にそのサービス内容や料金設定は異なります。例えば郵便物に関しては基本的には無料で転送してくれる業者があります。ただ、転送タイミングは毎週火曜日に締め切りし、水曜日に転送するなど無料サービス内で決められているケースが多くあります。郵便物以外では荷物に関しても同様です。
転送のタイミング以外でも送られてきた郵便物は通数や重量によって課金されるケースもあります。そのため、自分がどのような郵便物や荷物が送られてくるのか、そしてその荷物はオフィスに取りに行くのか、又は転送で送ってもらうのか、予め利用用途を想定し業者を選定する事が、バーチャルオフィス選びの一つのポイントです。
各社によって違う受取りサービスのポイント
郵便物や郵送物のサービスは各社によってサービス内容が異なります。異なるサービスのポイントを整理します。
・転送サービス
郵便物、郵送物は基本的に予め指定した住所へ転送してくれます。ただ、業者や店舗によっては転送不可のケースがあります。
・店舗での直接受取り
郵便物、郵送物を店舗で受取れるサービスもあります。ただ、同じ業者でも店舗によってはNGのケースもあり、且つ受取り時間も業者によって異なります。
・料金
料金は各社によって違いがあります。まずは転送料金です。宅配物は基本着払いで転送される場合が多いですが、郵便物は基本料金内での無料転送と都度費用が発生するケースがあります。また、転送する際も1回あたりの料金が発生したり、転送時の金額が異なります。他にはサインが必要な受取りの場合、1回あたり費用がかかるケースもあります。
・保管
保管期限は各社によって異なります。2週間~1ヵ月等、業者によって様々です。
・その他
受取りできるもの、できないものはほぼ各社によって差はありません。生物や生き物、危険物、現金、有価証券等は受取りと保管がNGとなっているケースが多いです。
郵便転送料金について
バーチャルオフィスを提供している業者では、ほぼ全ての業者が郵便物を受取り、その後事前に指定した場所へ転送してくれるサービスを行っています。法人の場合は登記した住所へは納税通知や国勢調査など必ず郵送物が届きます。その郵便物を転送してくれる際には必ず費用が発生します。各業者がどのような料金を設定しているのか比較してみます。
■各社の郵便転送等にかかわる料金
GMOオフィスサポート | ワンストップビジネスセンター | DMMバーチャルオフィス | レゾナンス | karigo | ユナイテッドオフィス | |
---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 2,750円 | 5,280円 | 2,530円 | 1,650円 | 3,300円 | 3,100円 |
週一転送費用 | ・150g以内無料 ・151g~4kgまで440円/通 |
・100g以内無料 ・100g~4kgまで550円/通 ・又は宅急便コンパクトにて着払い。 |
・150gまで330円/通 ・151g~4kgまで550円/通 |
・100gまで200円/1通 ・150gまで300円 ・250gまで350円 ・500gまで500円 |
送料実費のみ | ネコポス370円/1通 |
速達、書留転送 | 660円/通 | 550円/通 | ・書留~150g660円/通 ・151~500g880円/通 |
500円(レターパック) | 実費のみ | 実費のみ |
即時転送 | 550円/通 | 着払い | 440円/通+送料実費 | 送料実費+500円(手数料)/通 | 実費のみ | 実費のみ |
お知らせ機能 | あり(写真通知は1,100円/月) | あり | あり(写真通知は1,100円/月) | あり(写真通知は無料) | あり(写真通知は無料) | あり(写真通知は無料) |
破棄指示 | 可(無料) | 可(無料) | 可(無料) | 可(無料) | 可(無料) | 可(無料) |
不在票通知 | 220円/通 | 無料 | 無料 | 無料 | なし(受取り不可対応) | 無料 |
受取りサイン | 無料 | 無料 | 330円/通 | 300円/通 | 無料 | 無料 |
屋号追加 | 1,650円/月 | 2,750円/1個 | 1,650円/月 | 1,650円/月 | 1,100円/月 | 法人名+屋号名までは無料。追加時は再度プラン申込。 |
来店受取り | 可 | 可 | 店舗による | 可 | 店舗による | 可 |
※月額料金は郵便転送サービス利用時の最低金額です。
転送頻度から郵便転送料金を考察する
郵便物転送に関しては各社が様々なサービスや料金を設定しています。比較してみるとかなりバラバラな感があります。ここでは郵便物の仮説を立て、その場合の各社の料金を比較してみます。
<角A4封筒で重さ60gの郵送物が月合計4回(週1会)転送された場合>
※目安は封筒1枚、クリアファイル1枚、書類2~3枚の場合
・GMOオフィスサポート:2,750円
・ワンストップビジネスセンター:5,280円
・DMMバーチャルオフィス:3,850円
・レゾナンス:2,450円
・karigo:3,860円 ※実費140円×4回計算
・ユナイテッドオフィス:4,580円
受取りサインが必要なものや、有料転送の場合や回数によっても異なるので、自分が利用する際にどのような郵便物がどれぐらい来るのかを想定して金額がどれぐらいかかるのかを算出してみてください!