働きたい街ランキングから見たバーチャルオフィスの狙い目エリア
一都三県の社会人や学生を対象とした「働きたい街ランキング」の調査結果を基に、バーチャルオフィスの狙い目エリアについて考察していきます。リアルのオフィス市場で人気のある街に拠点を構えることで、ビジネスをより飛躍させるための参考にしてください。
働きやすいオフィスとして評価される条件のポイントは？
オフィスに求める働きやすさの条件の上位は立地でした。駅近である事が非常に重要度が高く、且つ雨に濡れずにオフィスまで行ける事を重要視する傾向にありました。次にはオフィスビルの評価やランチの選択肢の多さ、近隣にショッピング施設が多いかなどが評価基準になっているようです。
そもそも人気エリアに拠点を置く事のメリットとは？
オフィス環境が良いことには多くのメリットがあります。まず、採用に有利であることが挙げられます。良いオフィス環境は求職者にとって魅力的であり、優秀な人材を引きつける要素となります。さらに、従業員の満足度が向上し、これに伴って生産性も向上します。良好な環境は離職率を低く保つことにも繋がります。
企業イメージの向上も見逃せないメリットです。快適なオフィスは、企業の信頼性や魅力を外部にアピールする効果があります。コラボレーションが促進され、従業員間のコミュニケーションも円滑になります。また、従業員の健康が改善され、ストレスが軽減されるため、創造性も向上します。
ワークライフバランスの改善も期待でき、顧客や取引先にも良い印象を与えることができます。長期的にはコスト削減にも寄与し、職場の安全性向上や福利厚生の充実感増加といった効果も得られます。このように、良いオフィス環境は多岐にわたるメリットをもたらします。
働きたい街の調査結果（社会人）
| 会社員（男） | 会社員（女） | |||
|---|---|---|---|---|
| 街名 | スコア | 街名 | スコア | |
| 1 | 働く場所は気にしたい | 5,100 | 働く場所は気にしない | 366 |
| 2 | 丸の内・大手町 | 4,684 | 丸の内・大手町 | 249 |
| 3 | 新宿 | 1,735 | 新宿 | 159 |
| 4 | 横浜 | 1,720 | 横浜 | 116 |
| 5 | 日本橋 | 1,417 | 日本橋 | 111 |
| 6 | 銀座 | 1,356 | 渋谷 | 73 |
| 7 | みなとみらい | 1,203 | 池袋 | 61 |
| 8 | 秋葉原 | 1,097 | みなとみらい | 60 |
| 9 | 八重洲・京橋 | 861 | 飯田橋・九段 | 58 |
| 10 | 池袋 | 853 | 銀座 | 54 |
| 11 | 渋谷 | 806 | 内幸町・霞ヶ関 | 49 |
| 12 | 大宮 | 672 | 秋葉原 | 48 |
| 13 | 飯田橋・九段 | 657 | 大宮 | 47 |
| 14 | 六本木・麻布 | 597 | 六本木・麻布 | 38 |
| 15 | 青山 | 593 | 川崎 | 35 |
※出所：三菱UFJ信託銀行 「働きたいオフィス・働きたい街ランキングについて」より
1都3県の調査という事もありやはりバラつきがみられます。1位の「働く場所は気にしない」層が大半を占めますが、それを除くとやはり「丸の内・大手町」エリアは強い結果になっています。次いでは新宿が人気になっています。一方、横浜やみなとみらい、池袋などが上位に入っているのは居住が神奈川だったり埼玉からの回答が多いのかもしれません。
働きたい街ランキングから見たバーチャルオフィスのおすすめエリアは？
働きたい街ランキングの結果を基に、以下のようにランク付けをしました。1位はやはり「だいまるゆう（大手町・丸の内・有楽町）」です。このエリアは日本国内でも屈指の人気エリアであり、多くの大企業や老舗企業が本社を構えています。そのため、このエリアに拠点を置くことで、信用度が高まるというメリットが期待できます。
次に新宿が続きます。新宿は、多彩な歓楽街から大規模オフィスまで何でも揃っており、そのスケールも非常に大きい街です。新宿に拠点を置くことによるデメリットはほとんどないと言えるでしょう。続いて3位は銀座としました。銀座は大人で洗練されたイメージが強く、幅広い層に好印象を与える街です。
このように上位の街は納得の結果でしたが、意外だったのは渋谷がそれほど上位に入っていなかったことです。それでも、渋谷は根強い人気があり、依然として魅力的なエリアであることに変わりはありません。