バーチャルオフィスの専門業者とシェアオフィスが提供するバーチャルオフィスのどちらが良いかは、どちらにもメリット・デメリットがあります。以下にそれぞれの特徴とメリットをまとめますので、参考にしてください。
バーチャルオフィス専業の特徴とメリット
- 専門性
- 法人登記や郵便物の転送、電話応対などバーチャルオフィスとしてのサービスが充実している。
- コスト
- 専業のバーチャルオフィスは、シェアオフィスに比べて一般的にコストが安いケースが多い。
- 基本サービスと会議室利用などの追加サービスがハッキリとわかれており、そのようなものはオプションとして提供されているため、選択範囲が広い。
- 拠点の選択肢
- 複数の拠点を持っている場合が多く、自分のビジネスに合った拠点を選べる範囲が広い。
シェアオフィスが提供するバーチャルオフィスの特徴とメリット
- 利便性
- バーチャルオフィス利用者でも、必要に応じて物理的なオフィススペースを利用できることがある。
- 共同作業スペースや会議室の利用が可能な場合が多く、ビジネスミーティングや一時的な作業スペースが必要な時に便利です。
- コミュニティ
- シェアオフィスは多くの企業やフリーランサーが集まるため、自然と交流の機会が生まれる事がありコミュニティが増える。
- 他の入居者との交流を通じてビジネスチャンスが広がる可能性がある。
- 追加サービス:
- シェアオフィスでは、セミナーやワークショップ、交流会などのイベントが開催されることが多く、ビジネススキルの向上や新しい情報や知識の獲得に役立つケースがある。
運営企業の安定性も、選択の際に考慮すべき重要なポイントです!
注意すべきポイントとして挙げておきたいのは、運営企業の安定性です。バーチャルオフィスを利用した後、そのオフィスが閉鎖した場合、法人登記場所の変更が必要となるなど、多くの手続きが発生します。登記の変更には費用がかかり、電話番号やホームページ、名刺の変更にも手間と費用がかかります。こうしたリスクを避けるためにも、事前に運営企業の安定性を確認することが大切です。
特に、バーチャルオフィスの機能だけを必要とする場合は、経営が安定しているバーチャルオフィス専業の業者を選ぶことをおすすめします。一方で、駅近で豪華なシェアオフィスが魅力的に見えるかもしれませんが、運営企業1店舗のみだったり若い会社だったり資金力が乏しいと言った場合、もしも撤退した場合には前述のリスクを負うことになります。このようなリスクも念頭に置いて選択することが重要です。
どちらを選ぶべきか?
バーチャルオフィス専業を選ぶべき場合
- コストを重視する場合。
- バーチャルオフィスサービスのみの必要最低限のサービスで足りる場合。
- 物理的なオフィススペースの利用が不要な場合。
シェアオフィスが提供するバーチャルオフィスを選ぶべき場合
- 物理的なオフィススペースや会議室利用の可能性が高い場合。
- コミュニティなどの繋がりや、その延長からビジネスチャンスを求める場合。
- セミナーやワークショップに参加したい場合。